CT検査
(頭部・胸腹部)

CT検査
(頭部・胸腹部)
CT検査とは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略で、X線を使って体の輪切り画像を撮影する検査です。短時間で広範囲を詳しく検査でき、病気の診断や治療計画に役立ちます。
特に、高解像度で詳細な画像により、レントゲンでは見えにくい病変や、骨や血管など、様々な臓器の詳細な状態を把握するのに優れています。
また、CT検査で得られた画像を基に、3D画像を作成することで、より立体的に病変を観察することができ、診断の精度を高めることができます。
胸腹部CT検査とは、胸部と腹部の臓器をX線で輪切り状に撮影し、詳細な画像を得る検査です。これにより、肺や心臓、肝臓、腎臓、膵臓などの病変を早期に発見することができます。
胸部CT検査では、主に肺や心臓、血管の状態を詳しく調べます。
腹部CT検査では、主に肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、腸などの腹部臓器の状態を調べます。
●胸部肺がん、肺炎、肺気腫、縦隔腫瘍、大動脈瘤、心臓の病気など
●腹部肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、腎臓がん、消化管の病気、腹部大動脈瘤、腹部リンパ節の腫れなど
頭部CT検査とは、X線を使用して頭蓋内の断面を撮影する検査です。脳や頭蓋骨の状態を短時間で確認できるため、救急医療や初期診断に広く使われています。
脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷(頭蓋骨骨折など)の診断に用いられ、輪切り状の画像を得ることで、病変の有無や状態を把握することができます。